定家君に依頼し、待ちに待った総合トラックのホームページの動画がついに完成し一般公開に先駆け見る。働く人の姿を適確にとらえた感性良し、アングル良し、スピード感良し。作業するスタッフの真剣な視線が印象的だ。ホームページへのアップは明日には出来そうだ。
浦安事業所の2日に引き続き、6・7日と整地作業。本社とメタル便の移転でだいぶ工具や備品が雑然となっていたので、合わせて整理整頓もおこなう。いらない物や重複している物を選り分ける作業、買うと高価だがとっておいてもめったに使わない物などその判断が難しい。新規にラックも組み立て、商品の保管レイアウトも決めていく。
(写真: 中古作業着の洗濯も。鯉のぼりを連想させる。)
数年前に取引先である日本ボルボ社にお願いして、ボルボトラック社の環境への取組みをイヨテボリ本社で特別にレクチャーしてもらった。環境専門のスタッフが熱心にデータを説明する中、単純な疑問が頭を離れなかった。折角北欧まで来て疑問のまま日本に帰れない。恥を覚悟で「何でそんなにも熱心に環境問題に取り組むのですか?」と聞いてみた。馬鹿げた質問だったが、答えは明快「ユーザーである運送会社が環境にやさしいトラックでないと購入してくれないからだよ」加えて「環境は我々個人に降りかかってくる問題。だから解決のために会社がコストを掛けることは当たり前だと認識している」。恥ずかしくも国民性や価値観の違いを体感した一瞬だった。私のレベルの低さを知ってくれた後は、先方もより親しみをもって丁寧に説明してくれた。
各事業所でファックスやプリンターで使用した紙は、本社に持ってきて裏紙面を利用する。オーダーミスを防ぐため事業所では裏面は使用しない。本社でプリンターでの元帳打出しや、コピーに使われる。そこで使用が終わった紙は(複写紙等は排除し)、ライトバンでお取引先の製紙メーカーに直接持ち込む。現在は、表面の発生と裏面の利用は均衡しており効率は良い。以前にイエローハットの本社を見学させていただいたことがあるが、百人以上いる事務所から発生する可燃ゴミは、回収日でも45Lのゴミ袋一つ分も無かった様に記憶している。すごいレベルだった。
(写真: 事前に整備しておかないと、コピー機の紙つまりの原因となる。)
インターネットの運営に詳しい高島健一さんに、当ホームページを見てもらい成功の実例を交え、色々とアドバイスをもらう。 「見てもらう人の利便性を第一に考える」こと。その意味では
①トップページのメニューは英語ではなく日本語の方が親切ではないか?
②資料請求等のアイコンも作り、コンタクトの利便性を高めること
③運送会社にとって地図は大切、どんなプリンターでもしっかり印刷できる工夫をすること等・・・。
建材便のホームページや関連する資料の作成を行う。
インターネットでキーワード検索し、色々と視点を変えて検討してみる。
ポイントは、我々が日常当たり前の事として行っているサービスを、第三者に対していかに解りやすく説明出来るか、のようだ。
本日、大安。本日より総合トラックのホームページが3年ぶりにリニューアルする。
トップページのテイストは、㈱大栄と共有し、現行のサービスをより具体化していくような構成にした。
スウェ-デンの環境への取組みは徹底している。国会で脱原発が決まると最新鋭の原発から順番に廃棄していく。スウェ-デン製のトラックはアイドリング音が日本車に比べうるさい。近隣への騒音公害にならないかとメーカ-に聞くと「トラック停止時は、エンジンストップするもの」との答え。信号で1分以上待つ場合は、エンジンストップが義務づけられる国の考え方だ。 引き続きスウェ-デンの大手物流会社で環境専門スタッフにレクチャ-を受ける。環境への取組みのパンフレットが会社案内以上に用意されているのに驚かされる。何でコストアップしても環境にやさしいトラックを購入するのかと質問に「低公害のトラッでないと、荷主から仕事がもらえないからだよ」とメイカー同様に明確な答えだ。コンビニで飲料を購入しレジで袋を要求すると、軽蔑した雰囲気で手渡された。国民の意識の違いがここにもあった。