公認会計士のF先生と決算申告書を作ってもらう合間の雑談。
一昔は公認会計士の資格をもっていると一生食べていけたが、最近は状況がだいぶ変わってきたようだ。F先生の仲間で大手の監査法人に所属していても、ある年齢になるとだんだん仕事から外されてきている人もいるそうだ。これから生き残るには、しっかりした方針や意識の高い人のネットワークが必要だと言われていた。弁護士や医者も同様かもしれない。
これらの資格取得には最高レベルの頭脳と、かなりの時間とそれに応じた勉強と、しいて言えば家庭には金銭的にそれないのゆとりがないと難しい。でもそれだけ努力して取得した資格なのに・・・・。
F先生はやっと当たり前の世の中になったと言われたが。
経営者の大きな仕事に後継者の育成がある。我々の規模だと子供も大きな選択枝の一つになるが、身の回りの運送会社で息子がいても後を継がないケースをチラホラみうける。また一端後継者が会社に入っても、父親の家業から離れるケースも見受けられる。先行きに対する不安があるのだろうか。
「なぜ後継者が尻込みしてしまうのか」これは私自身にとって他人ごとではなく、運送業の現状踏まえ、なるべく客観的に状況を分析してみた。
①運送業がリスクに対して利益が少ない。運送の仕事の多くは、トラックを買ってドライバーを採用すればお客様でもできる。ではなぜ運送会社に委託するかという理由は、運賃が安くリスクが回避できるから。
②規模による劣勢。物流は一部の大手企業と中小企業から成り立っているが、中小がコストパフォーマンス・総合力・提案力において勝てる規模ではなくなってきた。酒屋対大手スーパーのイメージだ。
③お客様事態がグローバル化の中で厳しい経営をしており、運送会社に対する利益を容認できなくなってきた。
このように列挙してみてふと感じたのは、これは運送会社に限った問題ではなく、何処の業種も同じではないかと。実際に安定や成長が期待される業界や業種を考えてもても思いつかない。
困難な理由をいくら列挙しても解決にはならないといいうことかも。 カジ
浜松の入出運送の納車式に参加させてもらう。
昨年プロのデザイナー(宋倉氏)に依頼して、トラックのデザインを一新した。従来の入出運送から「idex!」に通称を採用して、イメージを大幅に変えていった。
デザイナーの宋倉氏は、物流関係には顧客をもつものの、トラックのデザインは初めてである。それだけに従来の固定概念にはこだわらず自由な発想の作品を作り出した。
大型車をピンギーに4t車をピンガーに例えて、関連したデザインだが配色をガラッと変えた。兎に角カッコ良いデザインのトラックが出来上がった。
トラックのカッコ良さはとっても重要だと思う。やはりドライバーが誇りをもてる。