総合トラックは、置き場に荷物を持込んでくれる荷主手配のトラックが多く、終日絶えない。混載貨物なので少量が多く、一台数分で降ろせる。いつも感心するのは持ち込まれたトラックを、昼時間でも当たり前の様に降ろしている。
営業でも配送でも一日を有効に使おうとすると昼時間がポイントとなる。休憩に使う時もあるが次の目的地に向かう為の移動に使えるとベストだ。大きな会社は受付時間はルール化され窓口に「午後1時から受付」が早々に掲示されたり、数名の小さな会社でも11時45分にトラックを構内に入れても、荷降し午後1時からと言われる。要は積降作業が12時00分を少しでも超える可能性のある場合は午後回しとなり、区切りが良いという理由で11時台から休憩に入る。働く者にとって昼の1時間休憩は当然の権利あり正しい。
総合トラックは運送会社で置き場作業者でも運転経験者なので、置き場に出入りする車両に自車や協力会社や荷主の区別はなく「仲間」だと思っている。作業員がいない場合でも、休憩中の運転手が気持ち良く降している。トラックの待ち時間は他人事でなく自分事の様に感じてくれている。経営者として強要したことは一切ないが、そんなことを当たり前にしているスタッフを誇らしく思う。でも他のトラックの入出庫を妨げる様な停止をした場合は、結構厳しい言葉で注意している。積降も到着順でおこなわれるが、順番を変える場合は運転手に明確に理由を伝えている様だ。よっと待ってもらった運転手には、自販機で缶コーヒを渡す光景を現場でみる時もある。