上田駅前近くに柳町という瓦屋根の古い家並みがある。格子造りの平入りの建物が多く、江戸時代の街道を思わせる雰囲気。 そこに人気の「ルヴァン」というパン屋があり、知人の紹介でその店にいくことに。丁度その路地に入ると、60歳位の写真の男性が丁度歩いており、知人からその男性がルヴァンのオーナーであると聞かされた。挨拶をすると、パン屋の店舗に入る前に並びの酒蔵に寄ったらと言われた。町興しなのである。一店舗が繁盛するのではなく、特徴をもった各店舗が繁盛することにより町並みも全体が賑わう。
私はこのパン屋の飾り気のない店主にえらく感動した。経営者の仕事はこの様でなければならないと思った。そのルヴァンは上田と渋谷と軽井沢に3店舗あり、自家製の天然酵母にこだわりパンも切り売りしてグラム販売している。実際食べたがかなり美味しい。部分と全体を見えているのだと思う。外で会ったのも偶然ではなく、店の中に閉じこもることなくいつも外から自分のお店をみているから、お客様に喜ばれるビジネスができていると思う。