大手メーカーの物流に携わる企業の現場を見せてもらう。
ヘルメット+安全靴+足カバーの着用、構内での指先確認、車両の歯止め、転落防止の安全帯の着用等、安全対策とその実施レベルがすばらしい。
同業として恥ずかしくも、プロを感じ、衝撃を受けた。今までの「他がしていないから、しなくても良いだろう」の自分自身の甘えの発想を恥ずかしく感じた。
特殊技能でなく難しいことでもない、でも「誰でも出来ること」が出来ていない現実の中、「誰でも出来ること」の継続が絶対差になる実態を見せてもらった。
(写真: 新里氏と床の清掃、机上にあげたイスの足が幾何学的。)
大榮の吉田社長の力作「戦略手帳」を贈呈される。営業ツールである。
関西の大榮ではお客様と接する幹部には支給済みで、関東向けに吉田社長がアレンジし作ってくれたもの。縦長のシステム手帳に全ての必要な情報が盛り込まれている。3拠点のメタル便料金表、長距離料金表、路線運賃等で24ページ、そして主要都道府県の地図。手帳サイズにしたことにも意味がある、プロらしい。
力作の手帳をしみじみと手にすると、吉田氏の仕事に真面目に打込む姿勢が見えてくる。
6万社ある運送会社でこんな手帳を作れる人間が何人いるだろう。
銀行のセミナーで原油と価格動向についての講演を聞く(以下要約)。
日本の一次エネルギー消費の内訳、石油50%、石炭18%、天然ガス14%、原子力13%。
世界の年間消費量の25%はアメリカ、日本は7%弱。問題は産出量-消費量、年間80(単位:百万バーレル)産出消費される内、主要各国の収支はOPEC+24、ロシア+7に対して、アメリカ-13、独仏伊-6、日本-5、中国-3。 世界中の需要と供給のバランス調整役(スイングプロデューサー)はOPEC諸国。
ここ数年の原油価格高騰の要因は ①中国・インドの需要増大 ②原油開発投資の遅れ ③新規油田やイラクの混乱等による原油生産余力の減少 ④精製設備の不足 ⑤中東のテロリスク ⑥投機資金の流入。
今後の原油価格は、短期的にはアップダウンを繰り返しながら、長期的にはタイトで穏やかな上昇傾向。
バイオマス(植物)エネルギーへの期待。産油国である中東(ペルシャ湾沿い諸国)からの輸送は狭いホルムズ海峡の治安が生命線となっている。石油は燃料のみならず、広範囲に使用されており、物価への影響も大きい。