今年の夏に20歳の長男が教習所に通う。
学生で時間が自由になる夏休みに経験を積むと言う理由で、昨年は運転免許取得かアルバイトの二択を迫った。彼はお金になるコンビニのアルバイトを選択し、12月まで週二回夜働いていた。今年の夏は運転免許になった。若者の車離れが言われているが、息子も例外でなく運転にはまったく興味がない様だ。
我が家では運転免許を取った時、父親による最終路上試験がルール付けられていた。兄も姉もその路上試験を受けたが、姉はその試験をなかなかクリアーできずに、何度も父の厳しい指導を受けた。試験に合格すると、最終トレーニングだ。一つは走行中にサイドブレーキで停止させることと、力の限りでフットブレーキを踏むこと。特に急ブレーキは何度も駄目だしが出た、教習所では柔らかくブレーキを踏む事を教わってきたので強く踏み込めない。父親には、運転は家庭教育の一環であると言う明確なポリシーが有った。又、尋常でない場面に遭遇した時の対処方法を体で覚えさせるという事だ。自転車と同様に一度体が覚えると、何十年経過しても体は覚えていると言うのが父の持論だ。私自身その急ブレーキのトレーニングのお陰で実際に何度か救われたことがある。
息子が免許を取得したら、同様のトレーニングをするつもりだ。これで親子三代によって引き継がれる。
上海で経験したことだ街中の運転がかなり荒い、彼らの多くが運転第一世代だと思う。
2014年のネット通販物流費が1.6兆円と言われている。今まで書店で買っていた本は自宅にまで届く様に、新しい物流が生まれた。ネット通販はこれから更に数年で3倍に膨らむと言われている。ヤマト運輸の年商が1.2兆円なので、ヤマト運輸の規模の会社がもう一社生まれても足りない。一方でドライバー不足はこれから正念場を迎える。これから5年で、団塊の世代がどんどん退社していくが、それに見合うドライバーを採用するのは深刻。
路線会社がトラックの荷台を占領するBtoBの長尺物を運ばなくなったのは当然の流れだ。
我々が言うのもおかしいが、一配送網が。全国区の路線会社が扱わなくなった長尺物やパレット物を、リーズナブルな価格で運ぶのは至難の業である。なぜかと言うと、路線会社に匹敵する全国ネットの物流会社がないから。大阪や東京などの首都圏からの発送ならまだ打つ手もあるが、積み地が地方都市だと難度は相当高くなる。総合トラックの扱える配送網では、関東圏にある積み地に限られてしまう。