驚いたことの数々
①飛行機は飛ばしてはいけないもの。
航空行政は「飛行機は飛ばしてはいけないもの」という概念からは始まる。飛ぶ許可を得る為に、数々の条件が設定されている。その一つが機体の整備である。点検も4段階に分かれるが、4~5年に一度実施される重整備は約1カ月×120名により費用は一機当り数億円になる。
②購入時より引退時の方が、高性能になる飛行機。
車は性能が劣ってきて廃車になるが、飛行機は整備の度に性能を高めているという。車がオーディオやカーナビを買い足して快適性を高める様に、飛行機も安全性や走行性を高めるために整備している。
③変わろうとするANA。
参入障壁が高く規制で守られてきた業界。近年になり、激化する国際競争と急速な外部環境の変化にさらされる中、生き残りをかけ変わろうとする姿勢が話の折々に聞けた。