ドライバーの多くが、勤続を重ねると太ってくる傾向にある。私は学生時代に毎日部活で運動していた時の体重が67kg、社会人になって40年経過し71kgでプラス4kgをキープしている。体形の増減でスーツが着れなくなったことはない。当社では過度な積降作業は無いが、平ボディ車やウイング車でそれなりに体は動かす。今日は助手作業でM君運転の助手席に座る。M君も勤続と共に体重は増えてきている一人だ。助手席に座り、M君の食生活について質問。朝昼の食事の量はそんなに多くはなく、むしろ私の方が多食らいで、加えてM君は普段はお酒を飲まないし、飲料水も無糖。でも聞くうちに夕食後1時間位で眠りにつき、夕食と就寝の間の2時間が確保できてないことが判明。
運転手は朝が早い、モデルケースで逆算すると、夕食後の2時間+睡眠7時間+起床から出社まで1時間、出勤の10時間前には夕食を終えていないといけない。朝6時に出社なら午後8時には夕食終了。でもダブルワークだったり、子供の帰宅を待っての食卓だと午後7時台の食事は難しい。ドライバーの体調管理で大切なのは毎日決まった時間で起床すること、今日は朝6時明日は朝4時起床では生活リズムが不安定になるので、多くのドライバーは早い時間に標準を合わせ起床して体調を管理する。肥満と腰痛に悩むS君は朝7時の出庫であっても毎朝4時に出社する。夕食後就寝まで2時間確保を考えると、前日の午後6時には夕食を終えてないといけないが、それは無理で食後にすぐ寝ていることは容易に想像できる。(梶)