十数年倉庫を利用いただいた外資系のお客様が今年の6月で弊社倉庫から撤退されることになる。約4ヶ月間かけての引越作業。移転の理由は、近年資本提携した企業の系列倉庫への移動である。
引越の開始に伴い、社長より永年の取引に対する感謝のメッセージが記された書面をいただく。文章の行間に今までお客様との思い出が一杯詰まっており、我々にとっては宝物である。
お客様の撤退と共に、その業務に従事していた社員も退職することになる。「今度はどんな仕事するの」「ハイ、職人系の仕事をします」「今まで頑張ってくれて有難う」
出会いがあれば別れもある。
妙高高原で一泊二日の田中ゼミ、10社20名の参加。名糖運輸を上場された後、全国一倉社長会の会長も長年務められる。田中先生のアドバイス一言一言に、先生の魂や今までの生き様を感じる。
質問形式で勉強会が行われる。
「経営とはおかしなもの。社員と社長の心が一つになれば業績は伸びる」
「給料は職に応じて支払われ、能力を出した人に報いるものでなくてはならない。年齢や学齢ではない。」
「お客様に愛されれば事業は伸びる」
88歳を向かえられても、全国に経営指導の多忙な日々。知合いの会社だけも3社見事に再生させている。
「会社はこれから何で生きていくの?」「会社で一番優秀な人は誰?」
こんなシンプルな質問から経営指導が始まる。
(写真1: 妙高山)
(写真2: 手を合わせて話すいつものスタイル。益々お元気でいて下さい。)
メタル便東海の役員会に備え前泊、夕食は渡辺氏・吉田氏と名古屋市の焼肉店「長水宴」へ。
女将が肉や野菜について、一品一品丁寧に説明してくれる。素材にこだわり間違いないものなので、焼肉タレに頼らなくても、塩・コショウでも充分に美味しい。ステーキ・タン・ミノ・ホルモン、どれも絶品だ。ウーロンハイを注文すると、女将が説明に来てくれお客の好みを詳細に聞く。こだわりが随所に感じられる。
肉好きの女将曰く
「この店がいつまで続くが分からないが、美味しい肉を食べられたという記憶がお客様に残ってくれればそれで満足です。」「肉の品質については、生産者とよくもめた。そんなことを重ねる内に、本当に美味しい肉の道が生産者との間に出来上がりました」
(写真: 午前中は岐阜市内の伊奈波神社へ)