昨年12月業務職と今年7月経理職と、二度の女子社員の面接を行った。
右は掲載の時使った職場風景の写真で、最初撮られることを拒んだいつの間にかほほ笑んでくれていた。この写真が良かった様で結構の応募をいただいた。
まずは履歴書を見て質問。いくつかの職歴を見ながら「なぜ辞めたの?」と聞くのが私にとって苦痛な時間。質問は早々に切り上げ、会社を説明することに時間をかける。それで相手のこと解るのと思うだろうが、聞く人の目の輝きをみている。12月の面接で採用した新人に社員が「君何で採用されたの」と聞いたら本人曰く「解らない、面接の時は社長ばかりしゃべっていたけど」と言っていたそうだ。
話す内容は、パートと正社員の仕事上格差は無いこと、パートだから簡単な仕事、正社員だから難し仕事なんてことは無い。その人が会社で能力を発揮して輝いてくれれば良いこと。大企業は会社の都合を優先するが、中小企業なので個人の都合はある程度は調整できること。その例として故吉川千石さんの話は定番。京大→住友化学→関連会社役員→孫会社社長を経て72歳で当社の募集に来られた。面接の時「お社長の指示なら靴磨きでもいたします」と言い切った。それから15年間、週2回のペースで出社し働いてくれた。最高の人柄で吉川さんと仕事するのが楽しかった。吉川さんにとって初めて挑戦するコンピューターだったが、システム、パソコンの組立て、通信と次から次とチャレンジし我が社の立派なOA選任になった。吉川さんの書斎はパソコンだらけになり異様な熱気があると言われていた。週2日の出社は週5日自宅でチャレンジしたことのアウトプットの日だった。こんな楽しい思い出を求人者に話すのである。