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だいちゃん Diary

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梶大吉

レジの列

[11.06.14]

震災以降、あまりに動きが良くない。固定費が70~80%の物流業界にとても厳しい状況だ。会社も我慢だし、歩合制のドライバーにとっても来月給料に直撃する。退社の理由は給料以外にもあるかもしれないが、今回、手取りがこの数ヶ月2~3万減って大型ドライバーが一名退社した。
 
先日ホームセンターのレジで順番待ちしていると、何だか隣のレジの方が進みが早い気がして隣のレジに列に移動したくなったが、思いとどまった。
 
目先で動くのは止めよう、他のレジに移っても劇的に早く終わる訳でもない。それなら、列の後ろに並ぶ人の為に、少しでもレジ時間を短縮すべく商品のポスの打ちやすくする工夫をしたら、小銭を出しやすくする準備をしようと。
 
転職もこれに近い要素があるかもしれない。

レジの列

納期

[11.04.18]

震災以降、3日間配達のトラックを止めた。軽油確保難や納品先バタバタしたこともあったのでお客様からのクレームも無かった。運送会社の商品は在庫ができない。毎日のトラックをいかに稼動させるかで、一方で仕事には納期がある。約9割のオーダーが納品日指定で、今日超忙しくても、翌日は仕事がまばらな日も多い。
 
でも震災の後は意外と納品日の融通が聞いてくれて助かる。先日プリンターを修理に出したら、震災の影響で数日納品が遅れますがと言われたが、全然OKである。
 
自動車メーカーが東日本大震災で、数十日が工場のラインがストップしているが、これは在庫量との兼ね合いで、主要商品が3ヶ月分でも確保されていたなら問題はかなり回避されていたかもしれない。
 
名古屋の部品メーカーのルート配送のトラックに相乗りしたことがあるが分刻みの納品には驚いた。その時は高速道路を100kのスピードで走る車を車間1mで追随するような印象を持った。そんなに車間を詰めなくても、もう少し車間をとったらとどれだけ気持ちが楽かと思った。
 
先頭を行く車は決められた速度で走れば良いが、後続車はアクセルとブレーキを併用しながら冷や汗の連続で命がけの運転。


モチベーション

[11.04.08]

東日本大震災への私設の義援金箱を設置した。向こう一年間の予定で会社に置くので、募金活動も長期戦になる。仲間の会社でも義援金箱の設置で、お金を集める色々なアイデアを駆使している。近くで採れた野菜を持ち帰り自由にして、その前に募金箱をおくなど。
 
当社の社員から出た幾つかの自己宣言とも言える継続性のあるアイデアを紹介。
 
・乗用車通勤を自転車に切り替え、それによりセーブできた燃料の相当額を募金する。単位は1チャリと名づけている。
・会社で出張する際 社有車を使わず燃費の良い個人のハイブリット車を使い、その燃料差額を会社に請求し募金に充てる。
・私は被災地の運送会社に仕事を依頼する度に、一車あたり100円の募金をする。震災後、石巻の運送会社に1台、福島県の浪江町の運送会社に3台オーダーしているので、都合400円の募金になる。
 
インターネットで印刷を受注するプリントパックは、毎回の注文ごとにお客様から100円の募金をするか・しないか聞いてくる。もしお客様が募金にクリックすると、プリントパックも同額を募金する仕組みだ。
 
自分の為にではなく、人の為の方がモチベーションが高まる場合もある。上手な仕組みだ。  カジ


秋刀魚

[11.04.06]

本日、お客様の依頼で、救援物資4社分を積んで4トン車一台が仙台に向かった。石巻に取引しているW運送があり、事前に連絡して必要な物を聞いて、その便に合わせて救援物資を多少だが渡すことができた。
 
状況は厳しく、事務所は流され19台のあった車両のほぼ半分の車両を地震で失ったそうだ。やはり電気が回復してないので、単1や単2の電池が必要だと聞いたが残念ながらそれほどの電池は、近隣を回っても確保できなかた。
 
ドライバーに聞くと仙台に近付くと海側がテレビで見る悲惨な景色が広がってきたそうだ。
 
こんな状況下でもW運送の方は我々に気を使かわれ、百数十匹の秋刀魚を土産にいただいてきた。逆に我々が勇気づけられた気がした。

秋刀魚

三つの禁句

[11.02.11]

小宮コンサルタンツの平井さんの新春セミナーより
 
①「出来ない」
 ・出来る/出来ないか の議論より やるか/やらないか
 
②「忙しい」
 ・忙しいは理由付けとして便利な言葉 やらない理由が会社に蔓延してくる
 ・急がないけど重要(闇に葬られる)
 
③「特に有りません」
 ・意見が出てこない


スポーツに例えると

[11.02.02]

事業年度にあたり、幾度か幹部社員とのミーティングを事業計画策定の為の開いた。昨年来より、社内のチームワークを重視している。そのチームワークの必要性を説くときスポーツを例にするのが、マイブームになっている。
 
チームワークを表現する時毎回使用するのがモータースポーツF1の一枚の写真。多分フェラーリチームだと思うが、ピットインの風景である。一流のスタッフが一秒を争そって給油やタイヤ交換する写真だ。あくまでもイメージを優先させていく。この写真がいいのは働くもののプライドがある。
 
配車係のポジションの重要性を説くときは、アメフトのクォーターバックの写真を使う。相手の攻撃から、ラインスタッフ全員でクォーターバックを守り、そのクォーターバックが勝利のためのパスやランニングを仕掛けていく。運送会社にとって配車係は重要なポジションで、お客様との接点になり、ドライバーは配車係の支持で動く。一人の人間に情報を集中させるだけに、超多忙になる。その多忙さを分散させて配車係を守るのが事務所にいる受注スタッフだ。
 
幹部社員の協調性を説くときは、サッカーを例に出す。サッカーは連携プレーだ。フィールドにいる選手を信頼してパスをまわしていく。選手同士の好き嫌いがあったら、チャンスを逃して勝利も逃がしてしまいすから。


国防を家庭に例えると

[10.11.26]

ある知人が話していた。「我が家に強姦や強盗が押し入ってきたらどうする。」と
 
「我が家は平和主義なので、喧嘩もしません、武器も持ちません、暴力も反対です。だからお引取り下さい。」と説明して賊がおとなしく帰ってくれるか。そんなことを言っている内に、家族が傷つけられ金品も奪われる。警備が強固な家や 武術の達人の家や、凶暴な番犬を飼っている家は、強姦も危険だから浸入してこない。
 
隣人に強靭な空手の達人がいて、危険な場面には助けて欲しいと普段から頼んでいたとする。でも、隣人が空手の練習にいくために車を貸して欲しいと言って来た時、空手は野蛮だから車を貸さないと断ったら、いざとなったら本当に助けてくれるのだろうか。
 
企業活動も同じで、闘っても、社員やその家族を守らなければいけない時があるかもしれない。

国防を家庭に例えると

デフレ・マインド

[10.11.10]

ある大手自動車メーカーでは、毎年3%づつ物流費を下げることが義務付けられていると聞く。初年度が100なら、2年目は97、3目は94、そして91、89、85と毎年請求額が下がっていく。その値下げの原資は、合理化で解決して欲しいという。
 
現状で自動車部品を輸送している運送会社には3%の経常利益は出ているのだろうか。仮に出ていたとしても、翌年か翌々年には赤字転落になってしまう。
 
私は、自動車メーカーは愚かだと思う。特別のことがない限り今の運賃で頑張ってもらって、もし合理化で利益があがったら、社員の給料を上げてやってくれと言った方が、働く人はやる気がでるし、手取りが増えた分が新車の販売に繋がっていく。br />
 
毎年3%の削減は循環し継続はできない。渓流下りでその数キロ先に生死を分ける絶壁の滝の存在を知って、必死になってカヌーをこぐ人はいない。その先に楽園があるなら、いまの労働も決して苦にならない。人は幸せについてくる。

デフレ・マインド

おもてなしの心

[10.10.17]

京都東山に真々庵という庵がある。知人の特別な計らいで見学させていただいた。
 
「真々庵は昭和36年に松下幸之助さんが社長を退任して会長に就任したのを機に、一時中断していたPHPの研究活動を再開するために求めた別宅。昭和55年に松下電器の施設となり全面改築、名称も松下真々庵とし、当時と同じ状態に庭園・建物を整備保存し迎賓機能を果たしている。」「庭園は7代目小川治兵衛(庭治)の明治42年の作で、東山を借景」松下真々庵のパンフレットには転記されており、多くの著名時がここを訪れている。庭園を維持するため、一般公開はされていない。
 
約束30分前に車で現地を通りすぎると、既にスーツを着たお迎えの男性が2名が門で待たれている。水を張った石畳、取り囲む緑、見事な苔、そして玄関。玄関ホールには支配人と着物の女性の2名が迎えてくれる。芳名帳に記入を済ませ本館の広間に入ると、一面に見事な庭園が目の前に広がる。
 
本館で一通り説明を聞き、庭園に。庭園の小道、コンクリートと思ったら、白砂がきれいに敷き詰められている。苔と白砂の境目は5ミリ位の土が覗くが、その境目に見事に砂が盛られている。支配人に手入れを聞くと、我々の訪問に際し、手で白砂を均し、苔との境目は定規を当て盛っているそうだ。しゃがんで凝視しても砂1つも土にはみ出ていない。見事である。
 
それを切っ掛けに迎える準備を色々を質問する。年間通じて常勤15名の庭師らがこの庭園の維持にあたる。来客をお迎えするため落ち葉は全て拾われ、今落ちている落ち葉は30分以内に落ちたものだという。管理スタッフは我々の見えないところで、待機して黒子にて徹する。本館の絨毯も来客の見学コースと時間を計算して、3回は足跡を消す為の清掃が入るそうだ。確かにその瞬間は自分の足跡がついているが、地下に展示室を見た後一階に戻るとその足跡は消されていた。
 
日本の「おもてなしの心」の真髄を学ばせていただいた。我々の質問攻めで聞かせてもらうことができたが、本来語らないことだ。見えないところにどれだけ手間をかけることが出来るのか。お客様が清清しい気持ちで数時間を滞在してもらうために、年間を通じて最善を尽くしている。真々庵はベストシーズンで準備が整った時しか門は開かれないという。下世話な私はすぐお金に換算したが、一回の訪問は100万円~150万円を下らないコストはかかっている。
 
自宅に帰って家内に真々庵の話をしたら「そう言えば最近パナソニックの冷蔵庫を買ったから、あなたもお客様だわ」と言っていた。
 
(写真: 写真撮影は厳禁、パンフより)

おもてなしの心おもてなしの心

環境整備 来年へのメモ

[10.10.01]

キャビンの掃除用に・・・。
 
①武器(道具・各種洗剤)を完全準備すること。
 ・相当数のタオル
 ・ワックス
 ・マイペット×員数分
②安全確保の為、低めの脚立を数個容易
③グループ制にして、終了後は相互チェック。チェックシートも事前準備
④朝9時スタートを8時にしたが、7時でも良いかも。
⑤バケツに水を汲む待ち時間を無くす為、二ヵ所に子供用のプールに水を張るのも良いかも。
⑥最初と最後は会議室の利用→ケジメがつく
⑦弁当箱の分別も明確に(紙・他)

環境整備 来年へのメモ



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