数年前に取引先である日本ボルボ社にお願いして、ボルボトラック社の環境への取組みをイヨテボリ本社で特別にレクチャーしてもらった。環境専門のスタッフが熱心にデータを説明する中、単純な疑問が頭を離れなかった。折角北欧まで来て疑問のまま日本に帰れない。恥を覚悟で「何でそんなにも熱心に環境問題に取り組むのですか?」と聞いてみた。馬鹿げた質問だったが、答えは明快「ユーザーである運送会社が環境にやさしいトラックでないと購入してくれないからだよ」加えて「環境は我々個人に降りかかってくる問題。だから解決のために会社がコストを掛けることは当たり前だと認識している」。恥ずかしくも国民性や価値観の違いを体感した一瞬だった。私のレベルの低さを知ってくれた後は、先方もより親しみをもって丁寧に説明してくれた。
各事業所でファックスやプリンターで使用した紙は、本社に持ってきて裏紙面を利用する。オーダーミスを防ぐため事業所では裏面は使用しない。本社でプリンターでの元帳打出しや、コピーに使われる。そこで使用が終わった紙は(複写紙等は排除し)、ライトバンでお取引先の製紙メーカーに直接持ち込む。現在は、表面の発生と裏面の利用は均衡しており効率は良い。以前にイエローハットの本社を見学させていただいたことがあるが、百人以上いる事務所から発生する可燃ゴミは、回収日でも45Lのゴミ袋一つ分も無かった様に記憶している。すごいレベルだった。
(写真: 事前に整備しておかないと、コピー機の紙つまりの原因となる。)
インターネットの運営に詳しい高島健一さんに、当ホームページを見てもらい成功の実例を交え、色々とアドバイスをもらう。 「見てもらう人の利便性を第一に考える」こと。その意味では
①トップページのメニューは英語ではなく日本語の方が親切ではないか?
②資料請求等のアイコンも作り、コンタクトの利便性を高めること
③運送会社にとって地図は大切、どんなプリンターでもしっかり印刷できる工夫をすること等・・・。