トラックディラーの営業が来社した。
「トラック売れている」と毎回同じ質問から会話がスタートする。2017年に大幅な値上げによる駆け込み需要があったが、その受注が一段落したとのこと。夏以降は浦安鉄鋼団地のお客様に積極的に営業をかけ成果が上がっているという。鋼材屋さんが持つトラックなので、大部分は自家用トラックだとのこと。運送会社は最大積載且つ最長荷台を狙うので4t車なら6.2Mボディが標準となるが、鋼材屋の場合は最大積載量が最優先となりしかも運転し易い様にショートボディが多いそうだ。
昨年春に浦安鉄鋼団地のお客様に物流勉強会と称して、ドライバー不足を起因する物流クライシスをお伝えした。100名近く集まりお陰さまで盛況で終わった。ドライバー不足は解った、運賃値上げも解った、仕事を断ってくるかもも解った。ならどの様に防衛するか・・答えは、運送会社としては後ろ向きだが、お客様が自家用トラックをもってもらうのが一番の防衛策だとお伝えした。私の提案が影響を与えたとは思わないが、流れの先を読めていたことは間違いないとトラックディラーさんの話を聞いて小さな自己満足。
浦安市は、法人から発生する資源ごみは市が指定する有料の袋を使えば週に一度、市の指定するトラックが回収してくれる。回収対象はビン/空き缶/ペットボトルの3種類。千鳥は毎週金曜日が回収日。有料の資源袋一枚大は140円・小は70円するので回収場所に出す時は、もったいないのでビニール袋が切れる寸前までパンパンに詰め込む。
ところが詰め込み途中のビニール袋を金曜日に回収場所に置きっぱなしにしてしまった。でも驚いことに、7~8割入った資源袋だけは回収せず置いてあった。通常の回収業者は、回収場所に出された袋は全て運んでいく。たぶん回収スタッフがこの会社はこの様にして毎回だすことを覚えてくれており、異常(私のミス)に気付いてくれたのだ。回収物を残すとクレームの可能性もあるが残してれた。
糖分のある容器は水で洗い、ラベルは剥がし、最小限のサイズにするため全てつぶす。ホテルのチェックアウト時の部屋のたたずまいは利用者の人格、会社から出るごみのたたずまいは社風が表れると思っている。些細なことでも見ている人がいてくれて、想いが通じて何だか嬉しかった。
上の写真は運送に特化したヤマネット実践研修、そのアドバイサーのメンバー、年に一度全国から集まり懇親を深める。全員が実践研修の受講者で、受講中からエネルギーがあり考え方が前向きで目立つタイプだ。経営者や管理職など役職はまちまち、転職してたメンバーも数人いる。ヤマネットを主催する山田さんは人間力がありその彼にひかれたメンバーでもある。
下の2枚の写真はメタル便グループの幹部で、仕事を通じての仲間だ。それこそ北海道から九州まで、全国から年に2回集まるが、毎回バカ騒ぎをする。でも仕事はキレキレなので皆がそれぞれに一目おいている。
本音で話し合える仲間がいるのは素晴らしいことだと思う。まして同じ物流の仕事をしているので、なおさら嬉しい。嬉しいというよりこんな環境で仕事ができることは幸せである。梶
大雪の翌々日、川島法律事務所に車両事故の処理の相談にいく。一ヵ月半前に反対車線から飛び出してきた乗用車と接触、事故直後に相手の運転者が逃亡、一ヵ月近い警察の調査の結果犯人を捕らえた。なんと覚せい剤を使用、今は警察署に拘留されている。その賠償方法についてだ。
相談を終え、川島先生からこんな話が出た。大雪翌日、アポイントがあり自宅を早朝に出た。出社しても自宅前の道路の雪かきが気になって、昼までに仕事を切り上げ、自宅にもどったが既に自宅前の雪は綺麗に取り去られていた。近所の誰が雪かきをしたか判らないので、お礼を伝えることもできず非常に困ったと言われていた。先生の雪かきの姿はイメージできないだけに印象的だった。
常識人の話で、話を聞いて心が温かくなった。川島先生には困った局面で過去に何度何度も相談し毎回適切は判断をもらってきた。先生の示す解決策には法律以前に先生の社会常識や正義感が感じられる。事務所を出た後、総合トラックも当たり前のことを当たり前にできる会社になりたいと強く思った。
会社の雪の日の当日はというと、電車と歩くこと40分かけて朝6時前に出社すると我が目を疑う景色が飛び込んできた。普段より早く出社したドライバー数名の手により雪かきを全て終えており、コンクリート面が湿った状態で輝いていた。その一人は協力会社のドライバーで、前日自宅に帰らず車内で寝泊まりし早朝から一生懸命雪かきをしてくれていた。
正月に再放送されたNHK BS1スペシャル「爆走風塵(じん)中国・激変するトラック業界」は見ごたえあった。3000万人いると言う中国のトラックドライバー、長距離輸送に従事する3組のドライバーを追跡取材したもの。増え続ける中国国内の物流に対応するため、規制が緩和され、すべての車種での個人経営が可能なった。一攫千金を夢見て多くの人が車両を個人の借金で購入し物流業に参入。その後に起きた現象が供給過多による運賃の下落、加えて燃料高騰と高速料金負担。増え続ける車両事故と輸送トラブル。借金で車両と購入したから、赤字でも仕事を取るしかない。仕事は荷主→仲介ブローカー→ドライバーの流れで成約され、仕事完了時に運賃が直接運転手に手渡される。その商談が自由にできる様に巨大なトラックヤードがあり、展示会を想像させるほど巨大な商談スペースが用意されている。写真の収支ケースは、ギャラより燃料代と高速料金を上回り、人件費は全くでてきない。それでも次の運行に賭ける。この現象の背景には明らかに国策があり、物流が滞ることはないシステムだ。
日本で軽トラックだけに認められている物流の個人経営。物流2法以降その流れが2t車や4t車の広がるとの噂はあったが、この中国の状況をみると日本でのこれ以上の個人経営化は無いと確信した。でもうらやましく思ったのは巨大なトラックヤードである。ドライバーが安心して休憩できるスペースであり、市場も併設されて衣食住には困らない。日本では大きなトラックを止める施設が少ない、よく見かける現象だが道路の左車線を駐車場にしている。トイレはどうするのだろうと心配してしまう。(写真は全てNHKのサイトより出典)
この番組はネットで今でも動画でみることができる。
まだ着れるか洗濯するか迷っていると、母が「洗濯機が洗うから洗濯カゴに入れさい」と声をかけてくれた。調子にのった私はちょっと汗をかくと、洗ってもらうのかいつの間にか習慣になっていた。
そんな経験もあり、会社で使用済みの雑巾はすすぐことなく洗いカゴに入れてもらうことにしている。洗濯機を回すのは私の役割。
新しいタオルは流し回り⇒車内ぶき⇒車外用⇒ウエスの経過をたどり廃棄されていく。
困るのは、オイルや軽油をふき取った雑巾を洗い物入れに混在すると、洗濯してもすべての雑巾が油っぽくなって廃棄することになる。
このタオル⇒雑巾⇒ウエス のサイクルで、いつも不足ぎみになるのは車外用の雑巾。そんな時嬉しいは、誰かが家庭で使ったタオルを洗濯して会社に黙って置いてくれていることだ。
2017年 総合トラック10大ニュース
・3台増車するが 求人が苦戦
・2月に顧客を呼びかけ物流勉強会催し100名の参加
・物流効率化法推進の認定企業
・メタル便の第一回パワーアップミーティング(PUM)開催
・事務管理職9月・10月と2名連続退社により社内混乱
・10月以降、事務所新体制で結果を出す
・ベスト3に入る主要顧客T社、集荷時間の遅いため断る
・相手車両の車線オーバーにより車両事故、加害者の当て逃げ
・長距離混載 前年比170%UP
・12か月連続 前年の売上超える
25年位前に版画家の池田満寿夫さんの講演を聞いた。当時はすでに著名になっていたが、作品が額代以上の値で売れるまで何十年かかったと言われていた。日本人のアートに対する理解が低く、有名になった作品は売れるが、好きで美術品にお金を払う習慣は無いこと。企業単位になるもっと顕著で趣向でアート作品を会社に飾る風習は無い。唯一あるのが社屋を竣工した際に工事に関わったゼネコンが玄関ホールに飾る絵の贈呈。その絵画の価格は総工事費の何パーセントを決められており、クライアントの趣向ではなく適切な価格の絵が選ばれると、池田満寿夫さんは講演の中で話していた。
35年以来の友人が、家業である菓子メーカーのを退社して2000年からアーテイストになった。総合トラックのロゴマークや毎年の年賀状の写真のアートは、wataru(本名:小池渉)の作品である。2000年迄の20年間はマーケット活動に専念して、菓子の名前を言うと誰でも解る商品をゼロからいくつも開発してきた。アメリカの第一人者からマーケティングの指導を永年受け、研ぎ澄まされた感覚を磨くべく「マーケティングはアートだ」の師匠の一言がwataruの人生を大きく変えた。wataruの作品にはひらめきとエネルギーがある。総合トラックは、彼にマーケティングのアドバイスをもらいながら、彼のアートを自然に受け入れ会社に浸透させている。
2年ぶりの運行管理者一般講習の受講。関東ではNASVAとヤマトサプライで受講できるが、予約がしやすいのでヤマトサプライを最近は受講している。運行管理者の一般講習の受講は運行管理者は義務付けられているが、どんな話が聞けるか毎回とても楽しみにしている。
6~8年前は点呼方法や点呼の必要性が最重要事項だったが、今年の講習内容はガラッと変わって、講習の半分近くの時間が運転者の健康管理についての話だった。テキストの「健康管理に関する事故防止対策」に関する項目も二年前の17ページの倍、34ページに増えていて、その背景には健康に起因する事故がこの数年多発していることが十分に推測できる。運転者不足から物流会社は運転者に対し、定年の60歳や65歳を過ぎても定年を延長し再雇用して現役として働いていることは行政のデーターから明らか。当社も同様で60歳以上の運転者が数名在籍しているが、やはり健康に起因する事故リスクは年齢と共に高まるのは事実である。これからの大きな社会問題にもなりかねない。
浦安の新しくできたホテル、でもこの送迎バスを見るだけではホテルの読み方がわからない。「’」はどんな意味をもつのか。バスの電照サイネージをみると「ラジェント」の文字が。カタカナ表記が無ければラゲントとも読める。渋谷の有名なパン屋「VIRON」のどこにもフリガナがなく何度も買いにいってたがしばらく読み方がわからなかった。バイロンと読みたいが、正解はヴィロンと読むそうだ。
大手中華料理店の総料理長が独立して「沁馥園」という店を最近銀座に開いた。何て読むのだろう。スマホで検索する時、この漢字をどう出すのだろう。この文字にはオーナーの特別な思いがあるのだろうが、利用者にとっては迷惑しかない。一事が万事だと思うからこの店には行く気にならない。
トラックの車両は大きな広告効果があるが、カッコよいデザインを追求してアルファベット表記だけでカタカナや漢字を入れないかのが結構ある。これも自己満足の延長だといつも感じる。