まだ着れるか洗濯するか迷っていると、母が「洗濯機が洗うから洗濯カゴに入れさい」と声をかけてくれた。調子にのった私はちょっと汗をかくと、洗ってもらうのかいつの間にか習慣になっていた。
そんな経験もあり、会社で使用済みの雑巾はすすぐことなく洗いカゴに入れてもらうことにしている。洗濯機を回すのは私の役割。
新しいタオルは流し回り⇒車内ぶき⇒車外用⇒ウエスの経過をたどり廃棄されていく。
困るのは、オイルや軽油をふき取った雑巾を洗い物入れに混在すると、洗濯してもすべての雑巾が油っぽくなって廃棄することになる。
このタオル⇒雑巾⇒ウエス のサイクルで、いつも不足ぎみになるのは車外用の雑巾。そんな時嬉しいは、誰かが家庭で使ったタオルを洗濯して会社に黙って置いてくれていることだ。
2017年 総合トラック10大ニュース
・3台増車するが 求人が苦戦
・2月に顧客を呼びかけ物流勉強会催し100名の参加
・物流効率化法推進の認定企業
・メタル便の第一回パワーアップミーティング(PUM)開催
・事務管理職9月・10月と2名連続退社により社内混乱
・10月以降、事務所新体制で結果を出す
・ベスト3に入る主要顧客T社、集荷時間の遅いため断る
・相手車両の車線オーバーにより車両事故、加害者の当て逃げ
・長距離混載 前年比170%UP
・12か月連続 前年の売上超える
25年位前に版画家の池田満寿夫さんの講演を聞いた。当時はすでに著名になっていたが、作品が額代以上の値で売れるまで何十年かかったと言われていた。日本人のアートに対する理解が低く、有名になった作品は売れるが、好きで美術品にお金を払う習慣は無いこと。企業単位になるもっと顕著で趣向でアート作品を会社に飾る風習は無い。唯一あるのが社屋を竣工した際に工事に関わったゼネコンが玄関ホールに飾る絵の贈呈。その絵画の価格は総工事費の何パーセントを決められており、クライアントの趣向ではなく適切な価格の絵が選ばれると、池田満寿夫さんは講演の中で話していた。
35年以来の友人が、家業である菓子メーカーのを退社して2000年からアーテイストになった。総合トラックのロゴマークや毎年の年賀状の写真のアートは、wataru(本名:小池渉)の作品である。2000年迄の20年間はマーケット活動に専念して、菓子の名前を言うと誰でも解る商品をゼロからいくつも開発してきた。アメリカの第一人者からマーケティングの指導を永年受け、研ぎ澄まされた感覚を磨くべく「マーケティングはアートだ」の師匠の一言がwataruの人生を大きく変えた。wataruの作品にはひらめきとエネルギーがある。総合トラックは、彼にマーケティングのアドバイスをもらいながら、彼のアートを自然に受け入れ会社に浸透させている。
2年ぶりの運行管理者一般講習の受講。関東ではNASVAとヤマトサプライで受講できるが、予約がしやすいのでヤマトサプライを最近は受講している。運行管理者の一般講習の受講は運行管理者は義務付けられているが、どんな話が聞けるか毎回とても楽しみにしている。
6~8年前は点呼方法や点呼の必要性が最重要事項だったが、今年の講習内容はガラッと変わって、講習の半分近くの時間が運転者の健康管理についての話だった。テキストの「健康管理に関する事故防止対策」に関する項目も二年前の17ページの倍、34ページに増えていて、その背景には健康に起因する事故がこの数年多発していることが十分に推測できる。運転者不足から物流会社は運転者に対し、定年の60歳や65歳を過ぎても定年を延長し再雇用して現役として働いていることは行政のデーターから明らか。当社も同様で60歳以上の運転者が数名在籍しているが、やはり健康に起因する事故リスクは年齢と共に高まるのは事実である。これからの大きな社会問題にもなりかねない。
浦安の新しくできたホテル、でもこの送迎バスを見るだけではホテルの読み方がわからない。「’」はどんな意味をもつのか。バスの電照サイネージをみると「ラジェント」の文字が。カタカナ表記が無ければラゲントとも読める。渋谷の有名なパン屋「VIRON」のどこにもフリガナがなく何度も買いにいってたがしばらく読み方がわからなかった。バイロンと読みたいが、正解はヴィロンと読むそうだ。
大手中華料理店の総料理長が独立して「沁馥園」という店を最近銀座に開いた。何て読むのだろう。スマホで検索する時、この漢字をどう出すのだろう。この文字にはオーナーの特別な思いがあるのだろうが、利用者にとっては迷惑しかない。一事が万事だと思うからこの店には行く気にならない。
トラックの車両は大きな広告効果があるが、カッコよいデザインを追求してアルファベット表記だけでカタカナや漢字を入れないかのが結構ある。これも自己満足の延長だといつも感じる。
古賀営業部長が7~8日札幌に出張。
新規に取引がスタートした2社の検品と保管状況の確認ため。両方とも関東から輸送されたもの。当社の混載サービスに関心を持たれたお客様との商談が進む中、北海道の倉庫に在庫することになった。北海道には丸吉運輸機工があり、輸送と保管もこなしてくれるので頼もしいパートナーである。
帰りに当社を訪れるお客様用へのPR用に、北海道で人気のお菓子を何種類か購入してきた。数種類を組合わせビニール袋にいれてお渡しする。早い者勝ちです。
30代前半のドライバーI君、何かの会話の時「運転中、眠くてしょうがない時がある」と言ってたことがある。私も昼食後などは運転中に強烈な睡魔がおそってくる時があり、気が付いたら分離帯車線に車輪がかかっていてヒヤッとした経験もある。I君は弊社に入社して結婚、複数の子供にも恵まれ、一生懸命働いてくれていた。長距離運行を主な業務としていた。その彼が当社の給料では生計が立たないので5年位前に退社することになった。退社後、運転者仲間から管理職を通じて聞いた話だが、当社在籍中に副業としてコンビニエンスでアルバイトしていたそうだ。そんな事実は全く知らなかったが、後で聞いてもし運転中に居眠り事故でも起こしたらと思うとゾットした。
佐川急便が完全週休3日制の就労モデルを打ち出した。副業を推奨する政府の方針も追い風となっている。でも私は労働集約型の運送業には副業はなじまないと思う。安全運転励行の為には、会社が管理できる環境下での十分な休息が必要不可欠である。労働時間短縮に先手を打ち、生計に必要な収入は他で確保してくてと言わんばかりの制度には首をかしげる。中間層が無くなり貧富の差が激しくなったと言われている今日、日本を代表する物流企業には労働者の生活を支えると言いうプライドをもってほしい。私の社員に対する最低限の保証というか願いは、共働きでも二人の子供を塾に通わせつつ高校を卒業させる年収である。運転者には平日の家族団らんの夕食はあきらめてもらっているが、週2日は家族サービスができる家庭、そんなのが最低限の理想である。
会社に送られてきたコピー紙、2ケースが一つにビニール紐で縛られていた。先週もアマゾンでミネラルウォーターを注文すると、1.8L×6本入りの段ボールが二個がビニールテープでしっかり固定されて一個の荷物になっていた。両方とも私には重たいので、梱包を解いて一個づつ所定の場所に移動した。この両者で共通しているのは宅配便の配送ということ。路線便の荷物と異なり、宅配は「一伝票一個」の原則がある。二つを縛りつければ、一個になるのでバラで二個出荷するより運賃が安くなるという計算。事務用品の通販会社と物流会社の契約は、サイズに関係なく1個〇〇円となっており、大きなデスクを運んでもボールペンの入った段ボールを運んでも料金は同じだそうだ。大量に扱う為、いちいち3辺の長さを測ったり、重量をする手間を省くためだと思う。そういえばアマゾンは中身の割に大きな段ボールに入ってくるのもその辺の要因かもしれない。
手積手降には腰痛が付きものである。毎日仕事しているものの多くの人が腰痛に苦しんでいる。学生ラグビー選手が中高年になって、首や腰に障害をもつことをよく耳にする。ある時期無理をすると後になってツケが回ってくる。本来コピー紙や飲料水は持ちやすい重量に梱包されている。スーツケースは23kgが目安だというかもしれないが、スーツケースはほとんど車輪で転がして移動して、手で持ち上げる時間はわずかである。でも20kg(1.8L×6本入×2ケース)となると、確実に作業員に負担がかかる。「運ぶのが商売でしょ」をいう意見もあるが、私はそうは思わない。社会のヒヅミが存在していると思う。
新浦安駅から徒歩20分、マンション群の真ん中に位置していたイトーヨーカドーが業績不振で5月に閉店した。閉店して1週間経過したが、徒歩圏内のスーパーが無くなり、自分達を買物難民と嘆いている。
10年位前にセブンアイの元役員から少数でお話を聞く機会があった。戦後の商店街と百貨店しか存在しなかった時代から65年間の流通業界の栄枯盛衰を、データーをもとに説明してくれた。話の中で特に印象に残ったのは、この時点で既に家電量販店とスーパーが衰退業態として分類されていたことだ。セブンアイグループにはコンビニとスーパーの二つの業態があり、高収益で成長段階にあるコンビニが脚光と浴び、低成長のスーパーには力が入らなくなる。経営陣のこの割り切りが、イトーヨーカ堂を魅力ないものにしてしまったと思ている。現に私自身がイトーヨーカ堂にいってもワクワクはない。
400円以下の職場の弁当は空腹を満たす物であって美味しさを期待すべきではないとの意見を聞いたことがある。これをスーパーの置き換えると、生きていく為の食材や衣類や雑貨を提供する場ということになる。でもヤオコーの様に増収増益を続けているスーパーもある。私もたまに足を運ぶが、陳列さてている商品を見ているだけで楽しくなってくる。
物流業も似ている気がする。成長がない業界と思った時点で、工夫や努力をしなくなる。知り合いでどんどん業績を伸ばしている運送会社をいくつも知っているが、彼らに共通していることは比較的若い経営者で今がチャンスと思って行動して、仕事を楽しんでいる。楽しんで仕事をしている姿は荷主にも感じとってもらえていると思う。
運転者の拘束・運転・残業時間を法令に即したレベルにもっていくのは難題である。経営者は号令・気合でこれらを解決しようとするが、抜本的に解決は4名でしていた仕事を5名でこなすのが確実な対策、でも運転収入が上がらない中では到底無理な方法。
朝、出会った運転手と話すと、彼は最近転職したそうで前の会社では運行管理の仕事をし会社側の拘束時間や残業時間短縮の方針に対して具体的なプランがないまま達成をせまられた。気合だけでは解決できないので、会社側に高速道路の利用範囲を広げてもらい、運転時間の短縮に取り組んだがそれでもおもわしい結果は得られない。増員には全く否定的で、お客様への価格や条件交渉に対しては弱腰で避けている。結局彼は経営者と運転者との板ばさみにあってノイローゼになってしまい最終的には退職した。最近運送会社の中間管理者の退社の話をよく聞く。特に数箇所に営業所や支店がある会社で、求人が思うようにいかず現場に負担がかかる一方で、上司からは改善策を迫られ、厳しい立場に置かれることが原因の様だ。