社会人となった当初、運送会社を経営するとは考えたこともなかった。
しかし、私の場合消極的ではあったが、気がついたら運送会社の社長をしていた。
「何の為に会社を経営しているのか」を第3者に話す時、いつも3つの事は話してきたことに気づく。
①お客様に喜んでほしい。総合トラックと取引して良かったと感じてほしい。
②運送業界の地位を上げたい。働く人にプライドの源泉がほしい。頭で考える仕事も尊いが、体を動かし、手を使い、汗を流す仕事も同等に尊い。一生懸命に働く姿を見ていると、胸が熱くなる時が何度もある。そんな汗に報えているのか、報いたい。
③環境問題には関心がある。小さなことかも知れないが、出張先でA4の紙一枚ホテルのごみ箱に捨てられない。この紙がリサイクルに回るかどうか確信がもてないから。それなら会社に持帰り、お取引先の製紙メーカの原料に回したい。
話せば長くなる、書きはじめたら止まらなくなるが、合宿3日目にこんなことをありのまま経営理念にしたくなってきた。 カジ
月一度の幹部会、今日は小宮コンサルタントのオフィスで。
経営理念を読んだ後、恥をしのんで小宮一慶さんに日頃の疑問を質問する。
「お客様に価格交渉している時は、お客様とゼロサムをしていることになるのですか? お客様第一といっても結局は、弱肉強食の世界なのでしょうか?」
小宮さんの答えは明確だった。
「商品やサービスにしっかりした価値があり、お客様に評価してもらえるものであればゼロサムにはならない。お客様とゼロサムをしてはいけない。」
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
コンビニで買い物をするとレジでビニール袋を持ちやすいように、店員が持つ部分を一ひねりしてくれます。スーパーやホームセンターで商品の売り場をたずねると、その売り場まで店員が一緒に連れていってくれるようになりました。サービスが少しですが、数年前に比べると着実に進化してます。これは競争の中で一社がやると他社も追随して、気がついたらその業界の標準になってきたサービスです。
物流業界は安全確実な輸送や競争力のあるコストをお客様から求められており、これらお客様からのご要望に応えて日々継続していくことはとても重要なことです。でも物流業界はサービス業でもあります。物流という商品(サービス)は、いかなるケースも現場があり「人とふれあい」は必ず存在します。お客様の大切な販売先に、お客様以上に接する場合も多々あります。「運んでいくら」の仕事ではなく「サービスを提供する」と真剣に考えた時、実際には我々はどうあるべきか本当に悩んでしまいます。
ホテルの場合、利用する目的も利用者により全く異なるので多種多様のホテルが存在し、一泊ごとにお客様は最高を目指し一部屋を選択します。同都市の宿泊でも、目的により使い分けます。ホテルの選択の要素は「泊まる」ことだけではないようです。
なら、その答えはお客様が持っておられます。総合トラックは初心にもどりお客様に教えていただき「どうあるべきか」考え、小さなことでもサービスとして一つ一つ具現化し標準化していくべく社員一丸となって取組んでいく所存です。
総合トラック株式会社 代表取締役 梶大吉
この3日~4日は、休日を返上して埼玉支社の倉庫の内500坪のレイアウト変更をする。
この数ヶ月で既存や新規顧客の入庫が増え、倉庫内が雑然としてきた為。入出庫の無い休日を使い、倉庫内の商品を一度全て外に出し、空いたスペースに商品に適したラックを組上げていく。約10日前から新レイアウトを作成、担当の使い勝手も聞き入れていく。用意周到なプランもいざ現場で実際に置き換えてみると変更箇所も当然でてくる。
ポイントとなる3日は本社と浦安事業所からの応援も含め11名の共同作業。3名~4名の3チームで分担の仕事を消化していく。3名以上の作業になると、一人は常に先の段取りの取り掛かっていないと手待時間が発生してしまうので、責任者のリーダーシップが試される場にもなる。1チームの遅れも、全体の進行にも影響するから真剣だ。
3箇所に事業所が分かれてるので社員の交流も頻繁にできない。この様な共同作業が社員の交流の場にもなる、笑い声が絶えない。当日参加は11名だが、その事前準備には当日参加できない多くの社員が支えてくれている。会社としてはある種、お祭りのようなもの。
二日間は倉庫中をひっくり返しかなり雑然としていたが、終了間近になって劇的に倉庫内が整然とし景色も全く変わり、倉庫内も広々と感じる様になった。保管商品も嬉しげにみえる。
二日間の作業終了後、参加メンバーで記念写真を撮る。
埼玉支社の倉庫に来られた、建築資材関連の商社のお客様が「こんなに、色々な建築資材を扱っている倉庫は見たことがない」と言われて帰られた。
埼玉支社で建築資材を保管・配送するようになって既に15年が経過した。開始早々、四国の建材メーカーと取引することになり、その関東エリアでの大量の配送を軸に、複数の顧客の荷物を詰め合わせる小口混載サービスをスタートさせた。4~5年経過した頃このメーカー物流機構が変わり、その仕事が急に止まってしまった。軸になる仕事が消えると、小口混載は物流会社にとってリスクのあるサービスになってしまう。苦しい状況も数年続いた。埼玉支社が目指すところは、建築資材の共同配送。「我々の提供する関東エリアの配送網は絶対お客様に有益なはず。」これは15年間、我々の揺るがない信念かもしれない。
建築資材の展示会に行ったり、全国の建材メーカーにダイレクトメールをお送りしながら、1社1社お取引を広げていった。大阪の同様のサービスを展開できる大栄社との提携も大きかった。
今年9月現在で建築関連のお取引数も45社を超え、10月に入って利用者数は急に加速し、新たに5社の商品をお預りすることになった。
お客様がさりげなく言われた「こんなに、色々な建築資材を扱っている倉庫は見たことがない」は、私にとっては非常に嬉い言葉だった。
物流会社の多くの現場仕事は、繰り返しの作業。
今日600km走行したら明日も600km走り、今日20件配達したら明日も20件配達、今日100トンの入出庫なら明日100トンの入出庫、それが延々と続く。今日作った砂山を夕方には崩し、明日新たに同じ砂山を作る、そんな仕事である。
体調が悪い時や気分が落ち込んでいる時は、繰り返しの仕事は辛い。でもそんな仕事だからこそ、毎日の少しの工夫が重要になってくる。
「工夫」しようと言う意識は、やらされていると思っていた仕事が、自分が進んでやっていく仕事に変わってくる。体を使って一日忙しく動く仕事だけに、一日で見ると工夫する時間もゆとりもそんなにはないが、毎日少しづつでも継続すると、その絶対差は大きい。
イエローハットの本社で鍵山さんの掃除の勉強会に参加したことがあるが、何十年にわたり継続した小さな工夫の蓄積にはびっくりした。ホンダクリオ新神奈川の店舗を見学させてもらった時も、相沢社長の日々の工夫と努力には圧倒させられた。
小宮一慶さんは利益は工夫の結果だと言う。正にその通りだと思う。
お客様から、少しづつだが総合トラックは進化していると言ってもらえる様になりたいものだ。
大阪の南港のマリーナにあるレストランで、新考流会のメンバーと食事した時、店内にPR用の写真のスライドがテレビに流れていた。
一枚一枚の写真が良く、単なる紹介のスライドではなくハイセンスのイメージ伝わってくる。そこにいた皆と「運送会社はコンテンツがしっかりしている、いつかこんなスライド我々で作ってみたいね」と話合った。
今日その漠然とした夢に向けて第一歩を踏み出した。プロの写真家K氏に頼んで、毎月に会社に来てもらって働く仲間の姿を撮影してもらうことにした。K氏はファッション誌のカメラマン、美男美女を撮影してきた彼が、どのように我々をとらえていくかが楽しみだ。
写真はホームページやカタログやスライドショーなどに活用していく。
9月19日の午前10時より弊社本社(03-3688-1133 及び 03-3688-1207)への電話がかかりにくくなってお
ります。原因はNTT東日本のひかり電話の回線障害(詳細http://www.ntt-east.co.jp/)によるもので20日午後7時現在でも復旧しておらずお客様に大変ご迷惑をおかけしております。
大変お手数ですか不通時のご連絡につきましては 臨時電話080-5079-3526 にご連絡いただきたく宜しくお願いします。
2年に一度の運行管理者講習。受講が義務付けられているこの手の講習会は、過去に睡眠の補給場になることが多かったが、今回は雰囲気が変わってきた。
会場は居眠りする人がかなり少なく、受講者の熱気が伝わってくる。今までは規制に守られていた業界だったが、行政の今後の規制緩和や法令改定に神経を尖らせて聞く物流会社の経営幹部。安全講習も客観的な最近の事故データ-分析に則り、対策や管理方法も論理的になってきた。
ちなみに営業トラックが死亡事故に起因する割合は10%弱、少ないと見るか多いと見るのか。ドライブレコーダの紹介ビデオも参考になった。
経営と言う観点から、安全対策をどの様に組込んでいくかが鮮明になってきた。