社員から現場のこんな話を聞いた。
専属で仕事をするM君とI君はとってもまじめで、お客様の積地に他の運送会社より毎日早く行き、自分の荷物を選別した後、他社の分まで手伝う。積込みの順番は、届け先の都合で後から着た運送会社が先になる。他の手伝いをする為に、一時間早く出勤しなくても良いのに・・・。
総合トラックの運転手には、こんなお人好しと言うか、親切心がどこか存在している。これは社長や営業担当に指示でしていることではない。今回なぜこうしているかと原因を突き止めると前任の運転手が、お客様の為なら労を惜しまないタイプで実践していたことが当たり前の様になってしまっていたようだ。
この事実を聞いた以上、その誠意ある行動を続けさせるべきか、朝少しでも自宅でゆっくりしてもらえるように遅く行くことを指示するか、経営者として迷うところだ。 カジ
本社の環境整備研修。
今回のテーマは「仕事のやり易い環境作り」。参加者が改善事項をポスト・イットに書き込み、それらを皆に発表する。日頃やろうと思っても中々その時間がとれないことを、今日は限られた時間内でだが一つ一つ解決していく。
所用で参加できなかったので、翌日職場がどれだけ改善され綺麗になったか楽しみに出社する。あちこちを見渡すと、
①綺麗に整頓されたファイリング棚
②ダンボールにいれられた不要品
③ホワイトボードに残された「社長の私物のせいり(原文ママ)」のポスト・イット
が印象に残った。 カジ
4月1日より、埼玉支社の配車業務を本社へ移管。一週間が経過して、お客様へも大きな混乱はなく、配車効率も向上し順調なスタート。
過去に、浦安配車と本社配車を一拠点で行ったことが有ったが、これはお互いが煩雑になり配車担当者にストレスが溜まってしまった。約一年間実施したが、失敗を確認し元に戻した経過がある。
何か成功し何が失敗するか、やってみなければ分からないこともある。
(写真: Q.(キューポイント)マークが徐々に定着していく。)
お客様へ訪問はタイミングが重要。
お客様も忙しい、忙しいと時に来られても邪魔くさいし、必要な時にはなかなか訪問がない。
受注業務の中で、お客様に訪問すべきだと感じた時、「フォロー営業カード」を記入する。訪問の端緒を17項目リストアップして重要度によって2グループに分ける。カードは左に問題点を書き、右に訪問後の対応を記入する。
レベル1は青色カード → 1週間以内に訪問すべき事項
レベル2はピンクカード → 24時間以内の対応し訪問すべき事項
トラブルは当然レベル2に属する、謝罪すべき時に謝罪し、対応すべき時に対応する。そのスピードが重要。
運用後は、まずまずの成果を上げているし、会社全体がお客様の動向に敏感になってきた気がする。
小宮コンサルタンツの研修でグアムへ。
朝は前日の研修振返りを兼ね、大栄の吉田さんとタモン湾の約一時間の散歩を日課とする。
タモン湾はグアムリゾートの中心で、湾は浅瀬で泳ぎ安く、砂浜は真っ白で綺麗、ビーチの幅はそれほど広くない。すれ違い様に、欧米系の老人が”Good Morning”と声をかけてくる。こちらも”Good Morning”とアイサツを返す。20~30分歩くとビーチは岩山で行き止まり、同じビーチを帰ってくることになる。
数メートル先に、先ほどアイサツしてくれた老人を発見、今後はこちらから先手をとって声をかけたいが、会うのは二度目、同様に”Good Morning”と言うのか?迷ううちに先方から”Have a Good Day”と声をかけてくれる。英語には便利な言葉があるんだ、と思わず関心する。すれ違い様、アイサツを交わす人が多い。
早朝散歩は翌日も翌々日も、同じ時間帯で続けたが、その”Have a Good Day”の老人には会わなかった。後で気が付いたが、その老人がいた日だけ、言葉を交わす人が多かった気がする。アイサツは伝染していくのかもしれない。
たった1人の行為がビーチ全体に広がり、多くの人の1日を爽やかなものにしてくれた。 カジ
(写真1: ホテルが立ち並ぶ)
(写真2: タモン湾は夕日が綺麗)
2008年経営基本方針
1.お客様第一主義
2.環境整備
3.重点主義
・工夫、徹底、継続の定着
・受注⇒配車⇒フォロー営業の品質を高める
(写真: 来年の5月26日で総合トラックが30歳になる。)
受発注はファックスが主体で、1オーダーでも3~4回のファックスを利用する。その書類は文字が並び、無味乾燥としている。
総合トラックを一目で認識できる面白そうなマークがあれば楽しいかもしれないと思いつく。マークのゴム印を作り、ファックスの受注や車番連絡時に利用する。
さてそのデザインは?
運送=トラック というコンテンツの明確なものがあるが、この業界では当たり前。Wataruさんに相談したら、その日のうちに幾つかのデザインを書いてくれた。試行に試行を重ね少しずつ形が出来上がってきた。
多くの人に新しいマークの感想を聞いてみて意外性もあり好評。仕上げは、このホームページをデザインした大須賀君にお願いする。
(写真1: 大須賀君とWataruさん)
(写真2: イメージ写真)
年末年始は実質稼働日が少なく、忙しく毎日が続く。我々も忙しいが、お客様もハードで、頭が下がる。
12月に入り連日深夜まで仕事をされるお客様や、年末31日迄仕事をされ年始4日からスタートするお客様。大切なお客様が一生懸命に仕事をされる姿を見て、我々も「ガンバらねば!」と思う。
コンビニの24時間営業や、大手スーパーの夜10時迄の営業は、今や日常的である。
ある店が集客目的で営業時間を延長し差別化を図ったら、いつの間にか周りも追随して24時間営業や深夜営業が日常化してしまう。先行している期間、一時的には売上が伸びたが、結果は昔の売上にもどってしまう。
本当に深夜営業が必要なのだろうか。夜間のアルバイトの仕事を増やし、若者を中心に深夜族を増やしていく。家庭の団欒も希薄になっていく。一方で京都議定書や省エネムードも口先ばかりのことに思えてくる。
数年前にコペンハーゲンに行った時には、土日は商店街が例外なく休んでいた。平日も午後7時頃には閉店してしまう。一時的には不便に感じたが、割り切ってしまえば問題もなくなる。買いたい人は買いにくる、みんなで営業時間を短縮すれば効率経営もできるし、働く人の休日も確保できる。
米国と欧州と比較すると色々と考えさせることがある。日本はどうも米国の方向に進んでいる様だ。