2017年 総合トラック10大ニュース
・3台増車するが 求人が苦戦
・2月に顧客を呼びかけ物流勉強会催し100名の参加
・物流効率化法推進の認定企業
・メタル便の第一回パワーアップミーティング(PUM)開催
・事務管理職9月・10月と2名連続退社により社内混乱
・10月以降、事務所新体制で結果を出す
・ベスト3に入る主要顧客T社、集荷時間の遅いため断る
・相手車両の車線オーバーにより車両事故、加害者の当て逃げ
・長距離混載 前年比170%UP
・12か月連続 前年の売上超える
古賀営業部長が7~8日札幌に出張。
新規に取引がスタートした2社の検品と保管状況の確認ため。両方とも関東から輸送されたもの。当社の混載サービスに関心を持たれたお客様との商談が進む中、北海道の倉庫に在庫することになった。北海道には丸吉運輸機工があり、輸送と保管もこなしてくれるので頼もしいパートナーである。
帰りに当社を訪れるお客様用へのPR用に、北海道で人気のお菓子を何種類か購入してきた。数種類を組合わせビニール袋にいれてお渡しする。早い者勝ちです。
この数年で予想もしなかった商品を運んでいる。
全ての商品はお客様からのインターネットによって、当社のサイトを検索いただき運ぶことになった。 置き場にあると木箱だったり段ボールに入っているので、実際の商品の姿を見る事はできないが、確かに長かったり重たかったりで路線会社が運ばない形状ばかりである。かと言って一車満載になる量でもなり。我々の想定しなかった商品を運ぶ時、何だか世の中に役立っている気がして嬉しい。
コンクリート製品を混載で運ぶことはまずない。コンクリート製品は各都道府県にメーカーがあり全国各地で在庫されている。東北の被災地に運ぶ話が以前あったがこれは希なこと。一方で写真の商品群(すべてイメージ写真)はメーカーや販売店が限られていニッチであり全国に発送されるが、一度に大量に動く商品ではない。以前から運んでいるモノでビル等に設置する避雷針がある。避雷針メーカーは全国に数社しかないので、正に全国に発送される。
2017年1月は2台トラックの納車式からスタートした。
通常は新車担当の乗務員と事務所スタッフで細々と納車式をおこなうが、新年5日は仕事はゆとりがあったので数名の運転手にも立ち会ってもらえた。
今回は代替車両の4t平ボディと増車の4tウイング車である。4tウイングはパワーゲート付きで当社としては初めての装備、今までパワーゲート付きの仕事が入った時は協力会社のお願いしていたが、この新車によりこれからは自車でハンドリングできる様になったのがうれしい。
猛暑の中、道路工事やガードマンの安全ベストの必要性についていつも不思議に思う。着用経験がない人には想像できないだろうが生地の面積も少ない分通気性がありそうに見えるか、実はビニール素材で通気性が全くないので着用すると熱が体にコモってしまう。綿素材と異なり一度掻いた汗が中々乾かず、いつも体に安全ベストがまとわりつてい湿気をもってベタベタする。安全ベストのもつ蛍光性が、炎天下にどれほど安全性に効果があるかも疑問である。
安全策は雇い主の意向や請負会社のトップダウンにより、実施されることが100%。安全ベストを義務付ける決定権者は安全ベストを着用しての炎天下での作業経験は少ないと思う。経験がないから残酷なことが世間の常識になってしまっている。ホワイトカラーは5月からネクタイとスーツを放棄したのに、ここ数年ブルーカラーの環境が改善されるより、安全ベストの着用により暑い夏をすごさなけれがならなくなった。
ヨーロッパでは日本以上に安全ベストの着用が徹底されているが日本の様に高温多湿ではなく、この日本で7~8月に優先すべきは熱中症対策であると思う。
原則は個人のお客様はお受けしてないのですが、
お客様が遠方への輸送に困ってられて、インターネットを通じて当社を探して来られました。
プライバシーがあり、梱包もなされているので商品は直接お見せできませんが、
ヒントは「海」 長さは5.7メートルあります。
最近はインターネットを通じて、誰もが知っている大手の物流会社からのお問合せもある。
やはり長距離の混載は大手も非常に困っているようだ。
年間数台トラックを購入するがトラックのカタログは全く見ない、自分に運転経験が無いので見てもわからない事が多いのでなお更かも。
机の上に置いてあったので久ぶりに見てみると、カタログにうたわれるメーカーの販売ポイントは2つで、安全性と経済性。居住性はほとんど触れておわず装備のオプションも少ない。一番のポイントはやはり安全性だが、一般乗用車と比較するとかなり安全対策は劣っている。安全走行の性能程度で、自動停止機能や斜線オバー時の警告等に類する運転ミスに対する対策は一切ない。乗用車に比べると全長も2倍あり10倍以上走行し運転の疲労も大きいので、事故リスクは20倍以上ある。安全機能は一度搭載してしまうとコストはかからないのでメーカーにももっと真剣に取り組んでほしいと思う。運転台が高く頑丈なためドライバーの人命の安全性は高いが一度接触事故を起こすと、全長が長く重量が重い分だけ他車に大きな影響力もあり巨大な凶器にもなる。
今年12月5日のメタル便東海の役員会の席で、株主の一人である鉄鋼業を営むS社のS社長からドライバーの育成や意識向上に関して「社員のやりがいは何ですか」との質問があった。現状の物流に籍をおいてきた我々は「まずは給料です」と答えたが、S社長から「本当にそう考えているのですか」と手厳しい指摘をもらった。良い会社を作りには、給料ではないと言うのがS社長の考えである。
S社は年商数百億でS社長の代で業態を大きく変え、業績を飛躍的に伸ばし業界TOPクラスの業績を毎年上げている。S社長は傍観者として質問したのではなく、自社には社員の「やりがい」に対する明確なビジョンをもっており、業績が良いから社員にやりがいを持たせたのではなく、やりがいのある仕事をしてもらった結果、業績が伸びた。言わばS社長の信念である。
では現状の物流業界において、わが社において我々は「やりがいと生き甲斐」を持つ為にどう取り組んでいけば良いのか。
難しい宿題でだが、会社として明確な考えや方針をもつべき事項である。同じ質問をメタル便グループの幹部研修会で問いかけてみた。グループ分けして模造紙発表された回答は次の通りだった。5枚の模造紙の中に、メタル便の各社の社長達の発表がある、どれか判りますか。
今年の夏以降、500km以上の長距離の状況が変わってきた。
東京⇔大阪間の長距離輸送を主業とする大阪の運送会社に最近監査が入り、運転手の労働時間超過が問題となった。従来なら月に10回~12回大阪東京間を行き来して、一定の売上を上げて生計を立てていた運転手だが、指導に従うとおのずと輸送回数を減り収入が激減する。会社も同様で売上が減ると採算が合わない長距離をするより、地場まわりの仕事をしていた方が収益が残るので敬遠されつつある。4月以降の高速料金の割引が変わり、高止まりの燃料、運転手不足、長距離輸送にとっては悪い要因だらけ。そこに新たに労働時間の超過問題が発生してきた。
先週、当社の社員が東北エリアの長距離輸送をおこなう運送会社を数社訪問してきたが、山形より先はトン1万円が相場になっているそうだ。従来の相場からかなりかけ離れた金額だが、どうしても納期通りに運ばなければならない荷主にとっては選択枝がなくなっている。海運や鉄道に比べて圧倒的にトラック輸送の比率が高い日本、今後は大きな問題となってきそうだ。素材や原料などもともと運賃負担力の少ない商品にとっては深刻である。