スウェ-デンの環境への取組みは徹底している。国会で脱原発が決まると最新鋭の原発から順番に廃棄していく。スウェ-デン製のトラックはアイドリング音が日本車に比べうるさい。近隣への騒音公害にならないかとメーカ-に聞くと「トラック停止時は、エンジンストップするもの」との答え。信号で1分以上待つ場合は、エンジンストップが義務づけられる国の考え方だ。 引き続きスウェ-デンの大手物流会社で環境専門スタッフにレクチャ-を受ける。環境への取組みのパンフレットが会社案内以上に用意されているのに驚かされる。何でコストアップしても環境にやさしいトラックを購入するのかと質問に「低公害のトラッでないと、荷主から仕事がもらえないからだよ」とメイカー同様に明確な答えだ。コンビニで飲料を購入しレジで袋を要求すると、軽蔑した雰囲気で手渡された。国民の意識の違いがここにもあった。