経営者の大きな仕事に後継者の育成がある。我々の規模だと子供も大きな選択枝の一つになるが、身の回りの運送会社で息子がいても後を継がないケースをチラホラみうける。また一端後継者が会社に入っても、父親の家業から離れるケースも見受けられる。先行きに対する不安があるのだろうか。
「なぜ後継者が尻込みしてしまうのか」これは私自身にとって他人ごとではなく、運送業の現状踏まえ、なるべく客観的に状況を分析してみた。
①運送業がリスクに対して利益が少ない。運送の仕事の多くは、トラックを買ってドライバーを採用すればお客様でもできる。ではなぜ運送会社に委託するかという理由は、運賃が安くリスクが回避できるから。
②規模による劣勢。物流は一部の大手企業と中小企業から成り立っているが、中小がコストパフォーマンス・総合力・提案力において勝てる規模ではなくなってきた。酒屋対大手スーパーのイメージだ。
③お客様事態がグローバル化の中で厳しい経営をしており、運送会社に対する利益を容認できなくなってきた。
このように列挙してみてふと感じたのは、これは運送会社に限った問題ではなく、何処の業種も同じではないかと。実際に安定や成長が期待される業界や業種を考えてもても思いつかない。
困難な理由をいくら列挙しても解決にはならないといいうことかも。 カジ