今年になって、知り合い企業から物流について、多くのお問い合わせを頂いている。私自身が物流業に携わって30年になるが、こんなことは初めてである。その要因を冷静に分析してみると、明らかに最近の路線会社の値上げや、条件変更が起因している。重量物や長尺モノ(長い物)はその代表格である、「今まで扱ってくれたのに」は過去のこととなりつつある。ネット通販はこれから3倍の規模にもなろうかと言われている中、一般企業に対する路線会社の条件変更に後戻りはない。
ただ問題を難しくしているのは、全国規模で路線会社に代わる物流業のインフラが現在は無い、という現状である。物量があり部分的にでも物流網を自社化できるお客様には、少しでもリスクを回避して実現できるよう、その第一歩を提案している。
それにしても宅配便や路線会社の築いてきた配送網やローコストやサービスの質は、大したものだと思う。