父(梶哲)が昭和27年に墨田区で創業しその後兄(梶哲夫)が引き継いだ梶哲商店が、今年で60年を迎える。父はカジサトシと言う名前だか、社名はカジテツと読む。私は創業者の名前が社名になるのが結構好きで、ある意味解りすい。たまに誤って「梶鉄」と書いてくる人もいるが、鉄鋼関係の仕事なので悪い気持ちは持たない。11月22日には浦安のホテルで記念式典も行う予定で、7月には記念式典準備スタッフも決まりその準備で何となく慌しくなってきた。
実は、鉄屋は父の代にスタートしたのではなく、戦前祖父がシャーリング業を東京で営んでいたが戦争で中断していた。25年位前だろうか、祖父の時代に中断する際転売したシャーリング機械の歯車が偶然に出てきた。その時の父は奇跡的だと相当喜んでいたのを記憶している。今回、錆だらけになって倉庫の片隅に保管されていた歯車を、60周年を機に綺麗にしてオブジェとして玄関口に置きなおすという。