神楽坂のアユミギャラリー。
画廊オーナーの鈴木喜一氏の毎年恒例の自身の個展のオープニングレセプション、司会を務める。
鈴木喜一さんと知り合って親しくさせていただく様になって15年位。
鈴木氏の本業は建築家だが、ギャラリー経営、建築塾・美術塾・写真塾を主催、武蔵野美術大の講師、文筆活動等マルチな活動。金儲けの物差しでは、評価は高くないだろう、なぜなら年間に3件しか建築設計を手がけず、その顧客も縁故がほとんどだから。でも交際範囲は幅広く、老若男女問わず、自然体のキャラクターに圧倒されてしまう。
人をたくさん雇用して手広く商売してきた建築設計事務所は、この不況では大変だろうが、微妙なバランスをもって多角的に、且つ質素な経済活動してきた鈴木事務所はびくともしていない。その理由は、利益を追いかけず、自分の納得する仕事や人との縁を大切にしてきたから。
地上部分は普通だが、実は土の中の根っこは大きい大樹の様に。