ブランド管理のしっかりしている企業は、物流の仕組みも取組み方も違う。
清涼飲料の自販機へ補充する仕事に携わる物流会社の方から聞いた話。
一般的に輸送途中に缶に凹みが出ると物損対象となり、物流会社が代金を補填する。そうすると運転手の心理で、ちょっとしたキズや凹みだったら判断が甘くなったり見過ごすこともある。
あるブランド力のある飲料メーカ-は、自販機への輸送途中の物損は一切責任は問わず、どんどん返品を受け付けるという。コインを入れ、出てきた飲料が完璧である仕組みが明確に差別化されている。
恥ずかしながら当社が一流ブランドのティッシュで水濡れを起こしたことがある。その時のメーカーの対応は敏速で、その選別作業に上席の方が現場で立ち会われ、湿気を帯びている可能性のある商品は全てコストをかけても自社で廃棄し、員数管理も厳密にされていた。ブランドへの熱い想いが伝わってきた。