4月の社員総会で育児休暇について「積極的に取得して欲しい」と社長として発言した。「少子高齢化が国難とも言われている日本で、一企業の経営理念より会社の収益より、一企業としての少子化対策は最優先されるべき事項だと。」と言葉を添えた。
ある会社で女性の育児休暇について否定的な発言を聞いたことがある。
女子社員が育休で休んでいる時、男性社員が「一人産むということは、二人目の育休もあり得る。せっかく仕事を覚えてくれたのに頼りにならない」と嘆いていた。バカな発言をするなと内心思っていたが反論はしなかった。自分が幼児の時、家庭や社会の協力があって育てられてきたのに。
今年の5月に男性ドライバーの育休の申請があった。問題は社内で冷ややかに見ることは絶対禁物だ。3世帯が同居する昭和初期なら、おじいちゃんやおばあちゃんが育児を手伝ってくれたが、令和で3世代同居は稀。夫婦で協力して育てるしたかないのだ。総合トラックの主業務は混載輸送でチーム戦で仕事を消化していく稀な仕組みがある。25名のドライバーで1~2名欠勤になっても皆でカバーが十分にできる仕組みがある。だからそのメリットを社員には最大限享受して欲しい。