法律で定められた健康診断、35歳を境に法定の検査内容が異なる。運転手から「35歳以下の検査項目がショボすぎ」と聞いたのをきっかけに35歳以下でも35歳以上の検査をすることにした。
年齢を重ねると血圧やコレステロールや体脂肪もだんだん悪くなる中、検査判定もABからぽつぽつをCDEが登場し始める。DやEが出ても病気が確定している訳でなくマンネリ化してきて個人が勝手に問題ないと決めつける。ここに危険が潜んでいる。
高血圧が原因で、運転中に脳梗塞を発症したドライバーがいる。この時、会社に管理責任もあると痛感した。これを切っ掛けに現在、健康診断のE判定は総務が再検査の実施を厳しく追及する。仕事より優先で有給で病院の再検査を促がし、検査費用の上限15000円まで会社負担としている。このルールを採用してから4年経過したが、大腸のポリープの早期治療につながり奥さんから喜ばれたり、いくつも早期発見につながる事例がある。今年も全社員の中で2割の社員のE判定があった。日々の変わりない生活の中、怖い事や嫌な事から逃げる性質がある。バンジージャンプじゃないけど、背中を押す人は絶対に必要だ。そういう私も健康診断の時期になると家内から結果がまだ出ないかと毎年せかされ、通知簿を隠す小学生の心境になる時期だ。