会社に送られてきたコピー紙、2ケースが一つにビニール紐で縛られていた。先週もアマゾンでミネラルウォーターを注文すると、1.8L×6本入りの段ボールが二個がビニールテープでしっかり固定されて一個の荷物になっていた。両方とも私には重たいので、梱包を解いて一個づつ所定の場所に移動した。この両者で共通しているのは宅配便の配送ということ。路線便の荷物と異なり、宅配は「一伝票一個」の原則がある。二つを縛りつければ、一個になるのでバラで二個出荷するより運賃が安くなるという計算。事務用品の通販会社と物流会社の契約は、サイズに関係なく1個〇〇円となっており、大きなデスクを運んでもボールペンの入った段ボールを運んでも料金は同じだそうだ。大量に扱う為、いちいち3辺の長さを測ったり、重量をする手間を省くためだと思う。そういえばアマゾンは中身の割に大きな段ボールに入ってくるのもその辺の要因かもしれない。
手積手降には腰痛が付きものである。毎日仕事しているものの多くの人が腰痛に苦しんでいる。学生ラグビー選手が中高年になって、首や腰に障害をもつことをよく耳にする。ある時期無理をすると後になってツケが回ってくる。本来コピー紙や飲料水は持ちやすい重量に梱包されている。スーツケースは23kgが目安だというかもしれないが、スーツケースはほとんど車輪で転がして移動して、手で持ち上げる時間はわずかである。でも20kg(1.8L×6本入×2ケース)となると、確実に作業員に負担がかかる。「運ぶのが商売でしょ」をいう意見もあるが、私はそうは思わない。社会のヒヅミが存在していると思う。