運転者の拘束・運転・残業時間を法令に即したレベルにもっていくのは難題である。経営者は号令・気合でこれらを解決しようとするが、抜本的に解決は4名でしていた仕事を5名でこなすのが確実な対策、でも運転収入が上がらない中では到底無理な方法。
朝、出会った運転手と話すと、彼は最近転職したそうで前の会社では運行管理の仕事をし会社側の拘束時間や残業時間短縮の方針に対して具体的なプランがないまま達成をせまられた。気合だけでは解決できないので、会社側に高速道路の利用範囲を広げてもらい、運転時間の短縮に取り組んだがそれでもおもわしい結果は得られない。増員には全く否定的で、お客様への価格や条件交渉に対しては弱腰で避けている。結局彼は経営者と運転者との板ばさみにあってノイローゼになってしまい最終的には退職した。最近運送会社の中間管理者の退社の話をよく聞く。特に数箇所に営業所や支店がある会社で、求人が思うようにいかず現場に負担がかかる一方で、上司からは改善策を迫られ、厳しい立場に置かれることが原因の様だ。