今年の夏に20歳の長男が教習所に通う。
学生で時間が自由になる夏休みに経験を積むと言う理由で、昨年は運転免許取得かアルバイトの二択を迫った。彼はお金になるコンビニのアルバイトを選択し、12月まで週二回夜働いていた。今年の夏は運転免許になった。若者の車離れが言われているが、息子も例外でなく運転にはまったく興味がない様だ。
我が家では運転免許を取った時、父親による最終路上試験がルール付けられていた。兄も姉もその路上試験を受けたが、姉はその試験をなかなかクリアーできずに、何度も父の厳しい指導を受けた。試験に合格すると、最終トレーニングだ。一つは走行中にサイドブレーキで停止させることと、力の限りでフットブレーキを踏むこと。特に急ブレーキは何度も駄目だしが出た、教習所では柔らかくブレーキを踏む事を教わってきたので強く踏み込めない。父親には、運転は家庭教育の一環であると言う明確なポリシーが有った。又、尋常でない場面に遭遇した時の対処方法を体で覚えさせるという事だ。自転車と同様に一度体が覚えると、何十年経過しても体は覚えていると言うのが父の持論だ。私自身その急ブレーキのトレーニングのお陰で実際に何度か救われたことがある。
息子が免許を取得したら、同様のトレーニングをするつもりだ。これで親子三代によって引き継がれる。
上海で経験したことだ街中の運転がかなり荒い、彼らの多くが運転第一世代だと思う。