大手物流会社Aに下請けで入っているB運送から聞いた話。
A社の仕事は建築現場搬入が多く、2t車で一回配達すると20,000円、二回目の配達が5,000円、三回目の配達も5,000円の運賃契約。運転手は売上げを確保するに3回は配達したいので、必死になって時間を有効につかい配達する。でもA社がお客様へ請求する運賃は、一回目も二回目も三回目もそんなに運賃は変わらないと思う。元請にとっては、二回目、三回目の方が支払い運賃が安い分だけ、利益率が高い。私はこれを元請の暴利だとは思わない。 B社にとっては直接荷主がないので、元請に車両を預けるしか方法がないのである。
元請は、組合せできる荷物を集めて配車して効率良く動かしていく。情報量の多さがそれを可能にする。荷主から仕事を受注しても、何もアレンジせず単発で運行していれば、その物流会社の機能は単に運ぶということに限定されてしまう。それなら、お客様がトラックを購入するばできる仕事で、お客様にとってのメリットは単に、自社でやるより安いからと言う理由になってしまう。