数人の先輩経営者との夕食の場で、アパレル業界のW社が話題になる。実際に接した生情報で、分析力に優れた数名の意見なので説得力がある。
W社は絶えずいくつかの成功しているブランドをもっている。W社のすごいところは、時代の感性に合った商品を販売していることより、ブランドの「成功パターン」の真理を分析し追求している企業体であること。異なるブランドの30チームが、成功パターンのその尺度にそって成長の時期と撤退の時期を見極めて、経営していると言う。
企業として何処にノウハウを持ち、自覚していることが大変重要なことである感じた。
数年前にある企業の門外不出の社員研修にその経営者の好意で参加させてもらったことがある。テキストがあまりにもすばらしいので写しをお願いすると、その教育担当役員が「このテキストは、会社の無形資産で外部へ出せません。社長の決裁事項になります。」との返答だった。早速社長に連絡をとり、弊社の社内だけで限定して使用することで了解をもらった。