埼玉支社の倉庫に来られた、建築資材関連の商社のお客様が「こんなに、色々な建築資材を扱っている倉庫は見たことがない」と言われて帰られた。
埼玉支社で建築資材を保管・配送するようになって既に15年が経過した。開始早々、四国の建材メーカーと取引することになり、その関東エリアでの大量の配送を軸に、複数の顧客の荷物を詰め合わせる小口混載サービスをスタートさせた。4~5年経過した頃このメーカー物流機構が変わり、その仕事が急に止まってしまった。軸になる仕事が消えると、小口混載は物流会社にとってリスクのあるサービスになってしまう。苦しい状況も数年続いた。埼玉支社が目指すところは、建築資材の共同配送。「我々の提供する関東エリアの配送網は絶対お客様に有益なはず。」これは15年間、我々の揺るがない信念かもしれない。
建築資材の展示会に行ったり、全国の建材メーカーにダイレクトメールをお送りしながら、1社1社お取引を広げていった。大阪の同様のサービスを展開できる大栄社との提携も大きかった。
今年9月現在で建築関連のお取引数も45社を超え、10月に入って利用者数は急に加速し、新たに5社の商品をお預りすることになった。
お客様がさりげなく言われた「こんなに、色々な建築資材を扱っている倉庫は見たことがない」は、私にとっては非常に嬉い言葉だった。