土と親しくしている諸先輩が何人かいる。
数百人の従業員規模のハイテク企業のオーナーでも自宅の裏でトラクターを使って本格的な稲作をする人、広告代理店の役員で休日家庭菜園をする人、数百の盆栽と家庭菜園が趣味のコンサルタントなど、職種も年齢も様々。今の時期だと、炎天下の土いじりでしっかり汗を流しの作業、やっぱり考えることもまともになってくるのか。
世界の食糧危機を論ずる前に、自給自足できるものは自分で作る。自分が作る農作物を通して、異常気象を敏感に感じたりもする。
その先輩方に共通していることは、等身大で物事を考え行動しており、判断に大きなブレはないようだ。
一方で世の中の色々な現象の幾つかに、「どこかおかしい?」と明確な疑問を持っていることも土に触れる方々の共通項である。インターネットや欧米型経済理論も時代の傾向で大切だが、そんな時代だから今一度「地に足をつける」ことも大切かもしれない。
こんなことを友人にしたら「土には微生物の宝庫、世界の№1と№2の大富豪が財団を通じて細菌の研究に私財を投じてるよ」との話題が返ってきた。
今日は先輩に見習い、炎天下の中雑草取りを2時間した。でも、土中のミミズ君らにとっては鎌をもって土を掘り返す私は正にテロリストで、大迷惑だったかもしれない。 カジ