BtoCやCtoCを手掛けるヤマト運輸・佐川急便・日本郵便の上位3社は宅配便マーケットの94%を占め、ネット通販の急増で繁忙をきわめている。一方でBtoBを手掛ける路線会社は、ネット通販は蚊帳の外で事情は異なる。小口貨物において宅配便3社と中小特別積合業者との間に挟まれ、競争が激しく厳しい経営環境に置かれている。
長尺物や重量物は、カートン物の様に無造作に上積することが出来ないので、受託運賃に比べ荷台スペースを多くとり不採算になりがちである。
全国各方面への貨物がまとまらないと積地や降地の各営業所回りの件数も増え、長尺物や重量物は毎回の積降の邪魔になっている一方で、積降で触る回数も多いので貨物事故も多発しており、割に合わない貨物になっている。経営効率を追求すると2m以上の長尺物、クレーンやフォークリフトが必要とされる重量物やパレット物は断る傾向にある。